子どもと一緒に体験する、日常の中の国際交流
世界中の旅人とわが家で食卓を囲むホームビジット。
いつもの日常の中で、”家族みんなが世界とつながる”豊かなひとときです。
今回お話を伺ったのは、未就学児のお子さん2人を育てながら、ゲストとの交流を続けている堀さん。海外から来たファミリーと一緒にご飯を食べたり、出掛けたりしながら、ともに時間を過ごしています。
子どもがいる暮らしの中で続けてきた、ホームビジットの魅力をお届けします。

海外旅行の計画が、ホームビジットの入口に
――ホームビジットを始めたきっかけを教えてください。
最初は、仲のいい友達に紹介してもらったのがきっかけでした。
実際に受け入れをして「すごく楽しかったよ」という声を聞いていたので、安心して「やってみようかな」と思えました。
ちょうどその頃、家族で海外旅行を考えていた時期でもあって。
「これから旅行する国の人が我が家に来てくれたら、現地でも会えるかもしれないな」とか、「事前にその国の話を聞けたら、旅行がもっと楽しくなるかも」と思ったんです。
ホームページの説明もとても分かりやすかったので、何の不安もなく進められました。
いつも最後に残るのは「楽しかった」という気持ち

――始める前は、どんな気持ちでしたか?
ワクワクする気持ちが一番大きかったです。
ホームページの動画を見ながら、「こんなふうに進んでいくんだ」とイメージができましたし、自分でどなたをお迎えしたいかを選べるので、不安を感じながら申し込みをしたことはあまりないです。
強いていえば、家が都心から少し離れているので、「遠くないかな?」とか、「周りに観光地もないけど、楽しんでもらえるかな?」と考えたことはありました。
あとは海外の方は、広いお家に住んでいるイメージがあったので、マンション暮らしのわが家で、ちゃんとくつろいでもらえるかな、という心配も最初はありましたね。

――実際にやってみて、その不安はいかがでしたか?
これまで1年半ほどの間に10組以上のゲストを受け入れてきました。
でも、「これは困ったな」とか、「失敗しちゃったな」と思ったことは、一度もありません。
家の立地や広さも、最初は気にしていましたが、皆さんいつも楽しんでくださっているので、今ではあまり気にしなくなりました。
回数を重ねるごとに、受け入れのハードルはどんどん下がっていくなと感じています。
うちは未就学児が2人いるので、どうしても家の中が散らかりやすく、準備が大変なときもあります。
それでも、終わったあとは毎回、「来てもらってよかったな」と思います。
ゲストの方は、皆さん本当にフレンドリーないい方ばかりで、心配したことよりも、楽しかった記憶の方が、いつも強く残っていますね。
5分で広がる、子どもたちの世界

――ファミリーで受け入れてみて、印象に残っていることはありますか?
一番感じるのは、子ども同士の距離が縮まる早さです。
言葉が通じなくても、5分もしないうちに一緒に遊び始めていて、大人の方がびっくりするくらいです。
うちは子どもがいるので、同じくらいの年齢のお子さんがいるファミリーを受け入れることが多いのですが、家に来る前に公園で遊んだり、お祭りに行ったこともありました。
家の中でも、最初は緊張している子もいるかもしれないなと思い、すぐに遊べるおもちゃを用意したり、小さなプレゼントを準備することもあります。せっかく日本に来てくれたので、
荷物にあまりならない紙風船や折り紙を用意して一緒に作ったりもしました。
とはいえ、気づけば寝室にまで入り込んで、子どもたちだけで盛り上がっていたりすることもあったり(笑)。
最終的には「何も用意してなくても、全然楽しそうだったな」と思うことの方が多いです。大人が思っている以上に、子どもたちは環境にすっと馴染むんだな、と感じますね。
一度きりでは終わらない日本滞在中のホームビジット
――これまで受け入れをしてきて、どんなことが印象に残っていますか?
子どもがいるゲストの場合、ホームビジットのあとに、別の日にまた会って遊ぶこともあります。
相手は旅行中なので頻繁ではありませんが、時間が合えば、もう一度会えるのがうれしいです。
一緒にハロウィンを楽しんだり、たこ焼きパーティーをしたこともありました。
事前にメールでやり取りをするときに、◎歳と◎歳の子どもがいるんだけど、おすすめの場所を教えてください。と聞かれることもよくあって。
その時は、ガイドブックに載っている有名な場所よりも、マイナーなところや地元の遊び場をシェアして一緒に遊ぶこともありますね。
写真を撮ってアルバムを作ったりもしているので、「いつか、あのお友達が住んでいるところにも行きたいね」と子どもたちと話すこともあります。
平均すると月に1回くらい受け入れをしているので、定期的に海外の方が遊びにくるのが、
わが家の当たり前になっていますね。
予定に合わせて選べる、無理をしない仕組み

――続けてみて、感じている変化はありますか?
最初は緊張しましたが、あまり間を開けずに何度か受け入れるうちに、自然とペースがつかめてきました。準備から受け入れ、ご飯までの流れが、だんだんと身についていく感覚があります。
料理や準備する量も、受け入れ人数によって変わってくるので、ホームビジットをやりたいけれど、
なかなか準備に時間が取れない時は「一人のゲスト」、休日で丸一日空いている時は
「お子さんのいるファミリー」など、調整しています。
家族の都合や、予定に合わせて受け入れ方を選べるのも、続けやすい理由だと思います。
お家でできる、英会話教室の次のステップ

――迷っている方へメッセージをお願いします。
周りのお友達に話した時も、「楽しそうだけど、家に呼ぶのはハードルが高いな」とか「お片付けとかお料理も自身ないし......」という声を聞いたりもします。
でも、ゲストの皆さんは、レストランや旅館で豪華な料理はすでに楽しまれていると思うんです。
うちでは、普通の家庭料理で楽しんでもらっていますし、ホームビジットは、”日本のいつもの暮らし”を楽しんでもらえる体験なので、あまり気負わなくていいんじゃないかなと思いますね。

気にしていた言葉の壁も、子どもたちは英語が話せなくても全く気にせず遊んでます。
お互いに英語が母国語じゃない場合は、スタートラインは同じなので、構えずコミュニケーションを取れていますね。
私は留学経験もあって、英語自体はそこまで苦手意識はない方だと思います。
それでも「英語を使う機会」って、日常の中では意外と少ないなと感じていて......。
だからこそ、子どもに国際感覚を身につけてほしいと思っている方や、英会話教室に通っているけれど、使う機会がないと感じている方には、すごくいい機会になるはずです。
実践の場100%の体験になるので、ぜひおすすめしたいですね。